RF/EMIシールドテーブルタイプのテント
- RF/EMIシールドテーブルタイプのテントは、電気伝導性が優れたメッキ生地で製作され、表面がソフトであり、遮蔽率が高いので、簡易シールドルームとして活用できる。
- テーブルの上に設置できるように小型で製作されるし、小型サイズなのでルームタイプより遮蔽率が多少高い。
- 組立式構造で設置/移動/解体が容易であり、多様な場所と用途として使える。
特徴
- 金属コーティングされた繊維を利用し、柔軟性と電気伝導性が優秀となる(平均80㏈、MAX90㏈実現)
- 少ない費用で簡易シールドルーム(チャンバー)具現が出来る。
- 標準サイズ以外に顧客の要求事項に応じてカスタム製作可能。
- 仕様
- 遮蔽効果
- 遮蔽測定
- テントの種類
- 適用事例
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HSEシリーズ (Hi-Shielded Enclosure)
- 遮蔽率: 平均 80dB at 400MHz
- シールドカバー(生地): Ni/Cu/Niメッキポリエステル生地に特殊加工生地(特許取得)をラミネートして遮蔽性能を大幅改善する。
- フレーム: アルミパイプ (Φ28)
- ドア開閉方式: マグネチック方式または2重ファスナー方式から選択できる。
* マグネチック方式はドアの密閉性が優秀であり、開閉が容易なので3秒以内に開閉できる。
SEシリーズ (Shielded Enclosure)
- 遮蔽率: 平均 60dB at 400MHz
- シールドカバー(生地): Ni/Cu/Niメッキポリエステル生地を使う。
- フレーム: アルミパイプ (Φ28)
- ドア開閉方式: マグネチック方式または2重ファスナー方式から選択できる。
標準サイズ
- W 0.5 * H 0.5 * L 0.5 m
- W 0.7 * H 0.7 * L 0.7 m
- W 1.0 * H 1.0 * L 1.0 m
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HSEシリーズ (Hi-Shielded Enclosure)
- IEEE® 299:2006 Standard Test適用
- モバイル、Wi-Fi、5Gなど主な通信周波数帯域である400MHz~10GHz帯域で平均80㏈以上、遮蔽性能が優秀である。
SEシリーズ (Shielded Enclosure)
- IEEE® 299:2006 Standard Test適用
- モバイル、Wi-Fi、5Gなど主な通信周波数帯域である400MHz~10GHz帯域で平均80㏈以上、遮蔽性能が優秀である。
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概要
- 試験品番: SE-070707-210S-B-1(一般型、700x700x700mm)
- シールド性能測定周波数帯域: 18GHz / 28GHz / 40GHz / 50GHz / 75GHz / 110GHz
周波数帯域ごとのシールド性能
- 各周波数帯域において、一般的に -60~-70dB 程度のシールド性能を示します。
周波数 [GHz] REF* [dB] MEAS* [dB] シールド性能 [dB] 送信アンテナ 受信アンテナ 18 -26.53 -85.30 -58.77 LB-180500-2.4F LB-51-20-56-C-3.5F 28 -30.35 -90.36 -60.01 LB-180500-2.4F FR6518 40 -44.96 -108.05 -63.09 LB-180500-2.4F MDH0540 50 -33.43 -99.58 -66.15 LB-19-25-A MSGH19-25 75 -59.66 -125.97 -66.31 MSGH-10-25 MSGH-10-25 110 -64.27 -131.30 -67.03 MSGH-10-25 MSGH-10-25 * REF: テントが開いた状態での測定結果、MEAS: テントが閉じた状態での測定結果
テスト写真
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ボックスタイプ電磁波シールドテント
- テーブルの上に設置が可能で、小型機器試験用に適合
- 設置と撤去が短時間にできるし、安価になる
- 周波数別のシールド率
周波数 900MHz 2.4Ghz 5.9GHz シールド率 -61 -47 -41 ※ 試験方法:IEEE-STD-299を基づいて独自で試験、サイズ:500x500x500 [mm]
二重タイプ電磁波シールドテント
- テントのカバーが二重になり、シールド率が高い
- 内側と外側を電気的に完全に分離した構造である
- ルームタイプも、二重で製作できる
- 周波数別シールド率
周波数 900MHz 2.4Ghz 5.9GHz シールド率(dB) -74 -71 -54 ※ 試験方法:IEEE-STD-299を基づいて独自で試験、 サイズ :700x700x700 [mm]
- 設置の特徴
内側設置
One-touch方式を使用して内側のテントを外側テントの内部に簡単に設置することができる
支持体
内外側テントの間の底部に支持台を設置することで、内側テントの内部に試験機器を置いても、互いにショットされないようになり、シールド率が低下することが防止できる
電源通路
内外側の間の電源通路に絶縁Sheetを挿入して、ショットを防止する
フレーム内蔵型テント
- フレーム内蔵型であり、内部にフレームだけセッティングすると簡単に使える。
- 軽くて体積が小さいので移動型用途に適している。(50X40X35cm製品はかばん含めて約2.5Kg)
- ドアが磁石となって、開閉が容易で、小型通信機器のテスト用として適している。
- 標準サイズ: 50x40x35㎝
- 設置の特徴
テントの外形
標準構成品
シールドボックス本体(フレーム含め)、床用スポンジパッド、かばん
電源/信号線連結口
遮蔽テントの内部を連結する連結口を別に設置して遮蔽率を改善する。
カモフラージュ生地
- カモフラージュ生地を使い、軍用の目的で適合である。
- ドアの開閉方式は、マグネチック方式または2重ファスナー方式から選択できる。
- 標準サイズ: 50x50x50cm
メッシュ生地
- テントの内部機器作動状態を確認することが出来るように伝導性メッシュ生地を使う。
- メッシュ生地を使うので、一般的なタイプに比べて遮蔽率は少し落ちる。
- ドアの開閉方式は、マグネチック方式または2重ファスナー方式から選択できる。
- 標準サイズ: 50x50x50cm
グローブボックスタイプ
- グローブボックス形態に製作され、エンクロージャー外部から内部機器操作が出来る。
- 電磁波遮蔽手袋など、副資材供給が出来る。
- 標準サイズ: 50x50x50cm
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適用事例
- テーブルトップ小型電磁波遮蔽テント使用事例